前回の続きです。
最初に書いておくと投資額は10万円です。
あとは私にしては珍しく超大作となりました。
ステーキングはもともとPolygonでしか出来なかったのですが、2022年6月にERC20でも出来るようになりました。
本記事はPolygonでステーキングする前提で書いています。
MVステーキングするまでの流れ
以下は再掲ですが、このステップごとの見出しで書いていこうと思います。
STEP1:海外取引所のBybitに登録
MVは現時点(2022年5月)の国内の暗号資産取引所では扱っていないため、海外の取引所に登録します。
私は元素騎士オンラインで早くから上場されていたBybitを利用しています。
登録はそんなに難しくありませんでした。
私は今のところ本人確認もしていません。
STEP2:コインチェックでBTC(ビットコイン)を購入
BybitでMVを持つには、まず何らの仮想通貨を買ってからMVに変換する必要があります。
その何らかの仮想通貨をBybitのウォレットに入れるには以下の方法があります。
- クレジットカードで直接購入
- 国内の取引所で購入してからBybitに送金
今回は「国内の取引所で購入してからBybitに送金」としました。
手数料計算
さて、国内の取引所で購入といっても、どこで何の通貨をどうやって買うかによって手数料が違ってきます。
正直かなり面倒だったのですが、大きく損をするものイヤだった(ただのケチですね)ので、いちおう自分で調べてみました。
計算の前提を箇条書きで書いておきます。
- 国内の取引所は、私が登録しているのがコインチェックとbitFlyerだったので、この2つを調べようと思っていましたが、コインチェックだけで力尽きました。
- 取引所と販売所の両方で購入できる通貨は、取引所のみ計算しました。
- 2022/4/29の昼ぐらいのレートで計算しました。
- 10万円分の購入として計算しました。
- コインチェックの送金手数料はこのページを参照しました。
ということで計算した結果が以下でした。※小さくて申し訳ありません。
上記からわかることを、これまた箇条書きで書きます。
- 販売所のスプレッドがエグ過ぎる
- 他のブログでオススメされている、XRP(リップル)やXLM(ステラルーメン)は確かに送金手数料は安いが、販売所で買うのはよく考える必要がある
- ビットコインは確かに送金手数料が高いが、総合的に見ると悪くない
- Bybitのクレジットカード購入の手数料が最大で4.5%だったが、スプレッドも込みで考慮すると販売所で購入した仮想通貨の送金手数料は、通貨によっては10%以上にもなる
送金手数料は経費にできるし、取引所で買うのも簡単なので、私はBTCを購入して送金することにしました。
購入はコインチェックの「トレードビュー」というところから、「成行注文」で日本円を入力するだけでできました。
この時点で「0.01984124」のBTCとなりました。
STEP3:コインチェックからBybitにBTCを送金
宛先などを間違えないように送金します。
手順は他のブログを参照してください。
手数料は上の図にあるように「0.0005 BTC」なので、Bybitで受け取るBTCは「0.01934124」となりました。
コインチェックでの税金
ここまででコインチェックの取引は終わりになりますが、税金について書いておきます。
私は暗号資産の税金計算にGtaxを使っており、Gtaxでは取引履歴をダウンロードして計算する仕組みになっています。
ここまでの日本円からBTCへの変換や、送金時の手数料については、コインチェックの取引履歴をダウンロードすれば大丈夫なはずです。
STEP4:BybitでBTCをUSDT(テザー)に交換
送金がうまくいけばBybitの現物アカウントにBTCが存在しているはずです。
これをMVなどに交換するには、一度USDTの交換を挟む必要があります。
現物のBTC/USDTから、成行で全部売ります。
この時点で「747.1654 USDT」となりました。
交換の手数料は取引額の「0.1%」なので、10万円の0.1%でだいたい「100円」ぐらいです。
STEP5:BybitでUSDTをMATIC(マティック)とMVに交換
USDTをMATICとMVに交換します。
MATICは元素騎士オンラインにMVをステーキングする際にガス代として必要になります。
MATICに交換
現物のMATIC/USDTから成行で買います。
10USDT以上を指定する必要があるので、「10 USDT」で買います。
交換したMATICは「9.27072」となりました。
※この時のレートだと日本円で「1,300円」ぐらい。
手数料はこれも「0.1%」なので「1円」とかです。
MVに交換
現物のMV/USDTから成行で100%を指定して買います。
交換したMVは「591.99741」となりました。
手数料は取引額の「0.1%」なので、「100円弱」ぐらいです。
STEP6:MetaMaskのアカウントを作成
元素騎士オンライン公式のステーキングをするには、MetaMaskが必要になります。
MetaMaskのアカウント作成後はPolygonネットワークを追加して、MVとRONDのトークンも追加します。
手順は以下の公式ページを見ればわかるかと思います。
https://genso.game/ja/staking/
STEP7:BybitからMetaMaskにMATICとMVを出金
Bybitの現物アカウントからMATICとMVをMetaMaskに出金します。
手数料は出金時の画面でわかります。
MATICの出金手数料は「0.6 MATIC」だったので、日本円で「100円弱」ぐらいです。
なのでMetaMaskに入金されたのは「8.67072 MATIC」でした。
MVの出金手数料はなぜか無料だったので、MetaMaskに入金されたのは「591.99741 MV」でした。
Bybitでの税金
Bybitの取引はここまでですが、現物取引(BTC→USDTやUSDT→MATIC/MV)の手数料は以下に記載されているように、取引履歴をダウンロードすれば計算してくれそうです。
ただ上記の取引履歴には出金時の履歴が含まれていません。
おそらく2022年の年末とか2023年の年明けとかに上記の記事が更新されるため、そこで確認して出金履歴が記載されていないようなら、サポートに問い合わせしてみようと考えています。
STEP8:MetaMaskと元素騎士オンライン公式サイトを接続してステーキング
この手順も先ほど書いた元素騎士オンラインの公式サイトを見ればわかると思います。
https://genso.game/ja/staking/
ステーキングにはガス代がかかるのですが、いま私のMetaMaskを見たら「8.6637 MATIC」だったので、「0.00702 MATIC」減っていることになります。
これは日本円で「1円」とかなので、ガス代はかなり安いです!
MVステーキングの税金
このステーキングはいわゆるDeFiというやつになると思うのですが、なんとGtaxではちゃんと対応されています。
※まぁ調べてあったから、この検証をやることにしたのですが。
他のと同じように取引履歴をダウンロードすればできるみたいです。
手数料と税金対応のまとめ
ここまでで、まぁなかなか大変なMVステーキングができたかと思いますが、最後に手数料と税金対応をまとめておきます。
手数料まとめ
取引内容 | 手数料 |
---|---|
コインチェックへの日本円入金 | 220円 |
コインチェックからBybitへのBTC送金 | 0.0005BTC(約2,599円) |
BTC→USDT交換 | 0.1%(0.747913375USDT、約100円) |
USDT→MATIC交換 | 0.1%(0.00928MATIC、約1円) |
USDT→MV交換 | 0.1%(0.59259MV、100円弱) |
BybitからMetaMaskへのMATIC出金 | 0.6MATIC(100円弱) |
ステーキングガス代 | 0.00702MATIC(約1円) |
税金対応まとめ
取引所 | 取引内容 | 対応内容 |
---|---|---|
日本の銀行 | コインチェックへの日本円振込 (振込手数料) | 自分でExcelなどに記録しておき、 確定申告時に経費として加算 |
コインチェック | BTC購入 Bybitへの送金 | 年明けに取引履歴をダウンロード |
Bybit | BTC→USDT交換 USDT→MATIC交換 USDT→MV交換 | 年明けに取引履歴をダウンロード |
Bybit | MetaMaskへの出金 | 年明けに対応されているか確認し、 対応されていなければサポート問い合わせ |
Defi(Polygonチェーン) | ステーキング | 年明けに取引履歴をダウンロード |
最後に
個人的にかなり頑張った記事となります。
どなたかのお役に立てれば幸いです。
次回は1ヶ月後ぐらいに、どれぐらいRONDを貰えたかを書こうと思います。
それでは。
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